平素より、私ども「信金ギャランティ(株)」をお引き立ていただき誠にありがとうございます。
当社は、2002年11月に信金中央金庫グループの個人向け無担保ローンの保証会社として設立され、2003年6月の営業開始以来、保証業務を通じて信用金庫の個人向けローン機能強化とお客様向けサービスの向上を図り、信用金庫業界の発展に貢献することを目標に積極的な業務展開を行ってまいりました。
消費者ローン市場においては、新型コロナウイルス感染症の影響から長らく資金需要の低迷が続いておりましたが、2023年5月に感染症の分類が5類感染症に引き下げられたことにより、飲食・レジャー関連の資金需要の回復が見られ、信用金庫のカードローン残高は、2024年3月末時点で5,138億円と、前年度末比80億円の増加 (1.6%増)となっております。
一方、当社の保証残高については、2022年5月に32ヶ月振りに前月末比増加に転じて以降、増減を繰り返しながらも、緩やかな回復基調を辿っております。
かかる状況下、当社では信用金庫の個人ローン分野における業務機能を補完すべく、さまざまな事業活動を展開しました。
具体的には、保証残高の早期回復を最重要戦略として、「統一基準による新規契約キャンペーン」および「契約極度額の一括増額施策にかかるキャンペーン」を実施いたしました。また、渉外担当者や窓口担当者による対面活動での獲得から、非対面チャネルによる獲得を志向する信用金庫が増えている実情を踏まえ、Web契約システム導入の推進、インターネット広告の実施拡充および未利用者・新規契約者に対するダイレクトメールによる利用促進施策などを実施しました。
今後とも、信用金庫業界の保証会社としての信頼性を活かしつつ、時代の要請にあった利便性の高い商品を提供し、信用金庫とそのお客様のお役に立てるよう役員および社員一同努力してまいりますので、一層のご支援、ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
2024年6月
信金ギャランティ株式会社
代表取締役社長